育休中の会社との連絡は、「毎週」「月1回」などと無理に回数を決めるより、必要な用件があるときと、事前に決めたタイミングで連絡すると考えると整理しやすくなります。
上司には、育休に入る前や育休中の最初の連絡時に、たとえば次のように伝えておくとスムーズです。
育休中はすぐにメールを確認できないこともありますので、急ぎでないご連絡はメールでいただけると助かります。復職時期が近づきましたら、こちらからも改めてご連絡します。
大切なのは、頻繁に会社へ連絡することではありません。
「どんなときに連絡するか」「どの方法で連絡するか」「返信はどのくらいでできそうか」を上司と共有しておけば、育休中に「そろそろ何か連絡したほうがいいかな」と悩みにくくなります。
育休中の連絡頻度は「必要なとき+決めたタイミング」で考える
育休中だからといって、特に用件がないのに定期的な近況報告を続けなければならないとは限りません。
たとえば、
- 会社から確認したいことがある
- 自分から伝える必要があることが出てきた
- 復職に向けて話し始める時期になった
- 事前に「この頃に一度連絡しましょう」と話していた
といったタイミングで連絡する形なら、やり取りの目的もはっきりします。
反対に、用件がないのに「1か月たったから何か送らないと」と考える必要はありません。
勤務先で育休中の連絡方法や確認時期が決められている場合は、その方法に合わせれば十分です。
育休に入る前に上司と決めておきたい3つのこと
育休中の連絡頻度そのものよりも、連絡のルールを簡単に共有しておくほうが実際には役立ちます。
どんな用件なら会社から連絡してもらうか
育休中でも、会社側から確認したいことが出てくる場合があります。
そのため、「必要な確認がある場合は連絡してください」と伝えておくと、お互いに迷いにくくなります。
口頭なら、次の程度で十分です。
育休中でも、私に確認が必要なことがあればメールでご連絡ください。確認でき次第、返信します。
すべての業務連絡を受け取るという意味ではなく、必要な連絡の窓口だけ確認しておくイメージです。
メール・チャット・電話のどれを使うか
会社からの連絡手段も決めておくと安心です。
普段は社内チャットを使っていても、育休中は頻繁に確認できないことがあります。
その場合は、
育休中は社内チャットを毎日確認できないと思いますので、必要なご連絡はメールにいただけると確認しやすいです。
と伝えておけば十分です。
反対に、普段使っている連絡方法を育休中も確認できるなら、そのまま使うことを伝えても構いません。
すぐ返信できないことを先に伝える
育休中は、会社から連絡が来てもその場ですぐ返信できないことがあります。
あらかじめ、
すぐに確認できない場合がありますが、メールを確認しましたら返信します。
と伝えておけば、返信が数時間から数日空いたときにも慌てにくくなります。
「必ず当日中に返信します」など、自分で厳しい期限を決める必要はありません。
自分から会社へ連絡したほうがいいタイミング
会社から連絡がない場合でも、自分から伝えたほうが話が進みやすい場面はあります。
復職について話し始めたいとき
復職に向けた相談を始めたい時期になったら、上司へ一度連絡します。
まだ細かいことまで決まっていない場合でも、
お疲れさまです。復職についてそろそろご相談できればと思い、ご連絡しました。今後の進め方について、一度お時間をいただけますでしょうか。
と切り出せば、話を始められます。
この段階で、すべての予定を確定させてから連絡しようとする必要はありません。
以前伝えた予定に変更が出たとき
育休に入る前や過去の連絡で伝えていた予定について、会社にも共有したほうがよい変更が出た場合は、その時点で連絡します。
たとえば、
以前お伝えしていた復職について、予定を一度ご相談したくご連絡しました。まだ確定ではないのですが、今後の見通しについてお話しできればと思っています。
のように、確定していないことは「まだ確定ではない」と添えれば伝えやすくなります。
事前に決めた確認時期になったとき
育休に入る前に「復職が近づいた頃に一度連絡する」と話していたなら、そのタイミングで連絡します。
久しぶりの連絡でも、長い近況報告は必要ありません。
ご無沙汰しております。育休前にお話ししていた復職について、ご相談したくご連絡しました。
と本題から入れば自然です。
育休中の連絡頻度を上司に相談するときの例文
「実際にどのくらい連絡すればいいのか会社によって違いそう」と感じるなら、育休前に上司へ直接確認してしまうのがわかりやすい方法です。
育休前に口頭で確認する場合
育休中の連絡について確認しておきたいのですが、こちらから定期的にご連絡したほうがよい時期はありますか?
特になければ、必要なことが出たときと、復職についてご相談する時期になったらこちらからご連絡しようと思っています。
「何回連絡すればいいですか」と聞くより、どのタイミングで連絡すればよいかを確認すると話が具体的になります。
メールで連絡方法まで確認する場合
件名:育休中のご連絡について
○○さん
お疲れさまです。
育休中のご連絡について、念のため確認させてください。私からは、必要なご連絡がある場合と、復職についてご相談する時期になりましたらご連絡する予定です。
また、会社から確認事項などがありましたら、メールでご連絡いただければ確認でき次第返信いたします。
ほかに定期的に確認したほうがよいタイミングなどがありましたら、お知らせいただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
このメールなら、「育休中も定期的に連絡するべきなのか」を聞きつつ、自分から希望する連絡方法も伝えられます。
会社から連絡が来たとき、すぐ返せない場合の伝え方
育休中に会社からメールやチャットが届いても、すぐ確認できるとは限りません。
返信に少し時間がかかりそうなら、確認した時点で短く返しておく方法もあります。
内容を確認してから返信したい場合
ご連絡ありがとうございます。内容を確認して、改めて返信します。
まず受け取ったことだけ伝えればよい場面なら、この程度で十分です。
すぐに回答できない場合
ご連絡ありがとうございます。すぐに確認が難しいため、確認できましたら改めてご連絡します。
いつ返せるか読めないときに、無理に時間を約束する必要はありません。
会社からの連絡が届くたびに即返信しなければならない、と考えすぎず、事前に共有している連絡方法に沿って対応しましょう。
久しぶりに会社へ連絡するときも近況報告を長くしなくていい
育休中にしばらく会社と連絡を取っていないと、
「久しぶりだから何か一言書いたほうがいいかな」
「長期間連絡していなかったことを謝ったほうがいいかな」
と迷うことがあります。
しかし、会社へ伝えたい用件があるなら、簡単な挨拶のあと本題に入れば十分です。
たとえば復職について連絡するなら、
ご無沙汰しております。育休中の○○です。
復職についてご相談したく、ご連絡しました。
お時間のある際に、今後の進め方についてお話しできればと思っています。
とすれば、久しぶりの連絡でも不自然ではありません。
「長らくご連絡できず申し訳ありません」と必要以上に謝るより、今伝える必要がある内容をわかりやすく書くことを優先しましょう。
連絡が来ないときに「こちらから連絡すべき?」と迷ったら
育休中に会社からしばらく連絡がないと、不安になることもあります。
そんなときは、「連絡が来ていない期間」ではなく、今、会社と確認したいことがあるかで考えてみてください。
特に確認事項がなく、次に連絡する時期も決まっているなら、無理に近況報告を送らなくてもよいでしょう。
一方で、
- 次にいつ連絡するのか決めていない
- 復職についてそろそろ相談したい
- 会社からの連絡方法がわからない
- 今後のやり取りについて一度確認しておきたい
という場合は、短いメールを送っておくと迷いが減ります。
お疲れさまです。育休中の○○です。
今後のご連絡について確認したく、ご連絡しました。
復職に向けたご相談を始める時期や、こちらからご連絡したほうがよいタイミングがありましたら教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
「連絡していなかったから」という理由だけで送るのではなく、これからの連絡方法を確認するために送ると目的がはっきりします。
育休中は「何回連絡するか」より「いつ・何を伝えるか」を決めておく
育休中の会社との連絡は、一律に「月1回」「数週間に1回」と回数を決めるより、
- どんな用件があるときに連絡するか
- 会社からはどの方法で連絡してもらうか
- すぐ返信できない場合があること
- 復職についていつ頃から相談を始めるか
を共有しておくほうが実用的です。
上司に確認するときも、
育休中はこちらから定期的に連絡したほうがよいタイミングはありますか?特になければ、必要なことが出たときと、復職のご相談を始める時期にこちらからご連絡します。
と伝えれば、必要な確認を一度にできます。
育休中ずっと会社との距離感を気にし続けるのではなく、最初に連絡方法と次のタイミングを決めておくと、その後のやり取りをシンプルにできます。

