最近、「育休もらい逃げ」という言葉をニュースやSNSで見かけ、不安になった人も多いのではないでしょうか。
- 育休を取ったあとに退職するのは問題?
- 会社に迷惑をかける行為なの?
- 法律的にNGなの?
この記事では、感情論や批判に流されず、「制度の前提」と「判断の考え方」を整理します。
参考記事▶【読売新聞オンライン公式】「育休もらい逃げ」はずるい?職場復帰しないで辞めるはアリかナシか
結論を急ぐ人向け|“もらい逃げ”は本当に問題?
制度上「復職しなければならない義務」はない
結論から言うと、育休後に必ず復職しなければならないという法律上の義務はありません。
育休は、「復職を前提にした制度」ではありますが、結果として退職すること自体が違法になるわけではありません。
ただし感情的な反発が生まれやすい
一方で、職場側や周囲から「もらい逃げでは?」と感じられてしまうケースがあるのも事実です。
ここに、制度と感情のズレが生まれます。
なぜ「育休もらい逃げ」という言葉が出てくるのか
会社側の負担が見えにくい
育休中、会社は
- 人員の補充
- 業務の再配分
などの対応を迫られます。
その結果、「戻ってくると思っていたのに辞めた」という状況になると、不満が感情として表に出やすくなります。
制度の前提が誤解されやすい
育休制度は、「必ず復職すること」を保証する制度ではありません。
しかしこの点が十分に共有されていないため、期待と現実のズレ が「もらい逃げ」という言葉につながります。
育休後に退職する人は実際に多い?
家庭の状況が変わるケース
育休中は、
- 子育ての負担
- 家庭の事情
- 生活リズム
が大きく変わります。
結果として、育休前には想定していなかった選択をする人も少なくありません。
働き方を見直すきっかけになりやすい
育休は、これまでの働き方を見直す時間でもあります。
復職ではなく、
- 転職
- 働き方の変更
- 家庭を優先する選択
を考える人が出てくるのは、自然な流れとも言えます。
育休後に復職しないと不利になる?
制度上のペナルティはない
育休後に退職したからといって、給付金を返還しなければならないといった制度上のペナルティは原則ありません。
ただし職場での印象は分かれる
法律と感情は別です。
同じ行動でも、
- 理解を示す職場
- 不満を感じる職場
に分かれるのが現実です。
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→ 育休は会社に迷惑?実際どう思われる?(準備中)
「もらい逃げ」と言われないための考え方
退職の可能性があるなら早めに整理する
最初から退職を考えている場合、育休取得のタイミングや伝え方について慎重に考える必要があります。
制度と感情を切り分けて考える
重要なのは、
- 制度上、問題があるか
- 人間関係としてどう感じられるか
を分けて考えることです。
育休は権利ですが、周囲への配慮も含めて判断することで、後悔の少ない選択につながります。
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→ 育休後の働き方をどう考える?
よくある質問(FAQ)
Q1:育休後に退職すると給付金は返さないといけませんか?
A:原則として、正しく受給していれば返還義務はありません。
Q2:育休を取ってすぐ辞めるのは違法ですか?
A:違法ではありませんが、職場との関係性には影響する可能性があります。
Q3:「もらい逃げ」と言われるのが怖い場合はどうすればいいですか?
A:制度上の問題と感情面を分けて整理し、自分にとって納得できる判断軸を持つことが大切です。
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