育休を取ることを上司へ伝えるなら、すべての予定が決まるまで待つのではなく、「育休を取りたい」と考えが固まった段階で、まず相談として伝えると話を進めやすくなります。
最初から復職時期や細かな予定まで完璧に説明する必要はありません。
たとえば、上司には次のように切り出せます。
少しご相談したいことがあります。今後、育休を取得したいと考えています。まだ細かい時期は調整中なのですが、まずは早めにお伝えしておこうと思いまして。
この段階で伝えたいのは、「育休を取りたいと考えていること」と「現時点で分かっている予定」です。
まだ決まっていないことは、決まっていないままで構いません。
育休を上司に伝えるタイミングは「相談を始められる段階」で考える
育休を伝えるタイミングで迷いやすいのは、
「予定が全部決まってから言うべき?」
「まだ変更するかもしれないのに言っていい?」
という点です。
しかし、職場では育休に入るまでに、仕事の予定や引き継ぎについて相談する時間が必要になることがあります。
そのため、育休を取得する方向で考えが固まってきたら、まず上司へ相談を始める形が自然です。
最初の報告で、
- 育休を取得したいこと
- おおよその時期
- まだ未確定の部分があること
を伝えれば、話を始められます。
勤務先で報告時期や手続きの案内がある場合は、そのルールも確認してください。
最初に上司へ伝える内容は3つで十分
初めて育休について話すときは、情報を詰め込みすぎる必要はありません。
育休を取得したいと考えていること
まずは本題をはっきり伝えます。
遠回しに、
「今後ちょっと家庭の事情がありまして……」
と始めるより、
育休を取得したいと考えていて、ご相談したいです。
と伝えたほうが、上司も話の目的を理解しやすくなります。
まだ正式に決定していない段階なら、
現在、育休の取得を考えています。
という言い方でも構いません。
現時点で分かっている時期
育休に入る時期など、現時点で分かっている範囲を伝えます。
たとえば、
今のところ、○月頃から育休に入りたいと考えています。
という程度でも話は始められます。
まだ変わる可能性があるなら、
現時点では○月頃を考えていますが、詳しい日程はこれから確認する予定です。
と付け加えておけば、確定事項として受け取られるのを避けられます。
未確定のことは後日伝えること
まだ決まっていない内容を、その場で無理に答える必要はありません。
復職時期など、まだ決まっていない部分がありますので、分かり次第改めてご相談します。
と伝えれば十分です。
「まだ決まっていないので何も言えない」ではなく、決まっている部分だけ先に共有するのがポイントです。
上司へ育休を切り出すときの言い方
育休の話は、普段の業務連絡とは内容が違うため、最初の一言に迷いやすいものです。
長く前置きする必要はありません。
直接話せる場合
上司に少し時間を取ってもらえるなら、
少しご相談したいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか。今後、育休を取得したいと考えています。
と本題に入ります。
周囲に人がいて話しにくい場合は、
育休についてご相談したいことがあります。今日か明日、少しお時間をいただけますか?
と、まず話す時間だけ確保してもよいでしょう。
チャットで面談をお願いする場合
社内チャットを普段使っているなら、最初から詳しい事情を書く必要はありません。
お疲れさまです。育休についてご相談したいことがあります。お時間のあるときに、少しお話しさせていただけますでしょうか。
これなら、何について話したいのかを示しつつ、詳しい内容は直接伝えられます。
まだ予定が固まっていない場合の伝え方
育休について上司へ相談したいものの、開始時期や期間がまだはっきりしていないこともあります。
その場合は、未確定であることをそのまま伝えます。
育休を取得したいと考えており、早めにご相談しておきたいと思ってお伝えしました。時期についてはまだ調整中なので、決まりましたら改めてお伝えします。
この言い方なら、「何も決まっていないのに報告している」という印象になりにくくなります。
むしろ、
取得する意向は先に伝え、日程は後から更新する
という形にできます。
メールで先に伝える場合の例文
勤務形態などの事情で直接話す機会を作りにくい場合は、メールで相談を始めてもよいでしょう。
件名:育休取得についてのご相談
○○さん
お疲れさまです。
育休の取得についてご相談したく、ご連絡しました。現在、○月頃から育休を取得したいと考えています。
詳しい日程や今後の予定についてはまだ調整中のため、決まり次第改めてお伝えします。一度直接ご相談できればと思いますので、ご都合のよいタイミングでお時間をいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
メールだけですべて説明しようとせず、育休を取りたいことを伝えて、詳しい相談につなげる内容にするとまとまりやすくなります。
育休を伝えたあとに話しておきたいこと
最初の報告ができたら、その後は実際に育休へ入るまでの仕事について相談していきます。
今後いつ予定を共有するか
まだ未確定の内容がある場合は、
詳しい日程が分かりましたら、○月頃までには一度ご連絡します。
など、次に情報を共有するタイミングを話しておくと、双方が予定を立てやすくなります。
明確な時期を約束できないなら、
分かり次第、改めて共有します。
でも構いません。
引き継ぎをいつから進めるか
すぐに細かな引き継ぎ内容まで決める必要はありませんが、
業務の引き継ぎについても、時期が決まりましたら早めに相談させてください。
と伝えておくと、その後の話につなげやすくなります。
最初の報告で引き継ぎ表まで完成させておく必要はありません。
「言うのが遅くなった」と感じる場合は本題から伝える
伝えようと思っているうちに時間がたち、
「もっと早く言えばよかった」
と感じる場合もあります。
その場合でも、長い謝罪から始める必要はありません。
ご相談がありまして、育休を取得したいと考えています。お伝えするのがこのタイミングになりましたが、今後の予定についてご相談させてください。
と、現在の状況と今後の相談に話を進めましょう。
過去のタイミングを気にし続けるより、今分かっている内容を早めに共有することが大切です。
同僚より先に上司へ伝えておくと話を進めやすい
育休の予定を職場で誰に最初に伝えるか迷った場合は、まず直属の上司へ相談する形が基本的には進めやすいでしょう。
同僚への共有時期や伝え方についても、
チームのみなさんには、いつ頃お伝えするのがよいでしょうか?
と上司に相談できます。
自分の判断で一斉に伝えるより、仕事の予定や引き継ぎの進め方を確認してから共有すると、話の順番を整理しやすくなります。
育休の報告は「全部決まってから」ではなく「相談できる段階」で伝える
育休を上司へ伝えるときは、最初からすべてを確定させる必要はありません。
まずは、
育休を取得したいと考えています。まだ詳しい時期は調整中ですが、早めにご相談しておきたいと思い、お伝えしました。
と話せば十分です。
最初に伝えるのは、
- 育休を取りたいこと
- 現時点で分かっている時期
- 未確定の内容は後日伝えること
の3点を意識すると、話を整理しやすくなります。
「いつ言えば完璧か」を考え続けるより、相談を始められる段階になったら上司へ伝え、その後に予定を更新していくと考えると動きやすくなります。

